・S&P500と全世界株式インデックスってどっちがいいの?
・最もオススメの投資信託って何?
そのような疑問を解決する記事になっております。
結論は、
おすすめのインデックスは、
全世界株式インデックス
おすすめの投資信託は、
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
になります。
この記事を読んでいただければ、
考え方も含めて理解することができて、正しい投資スタンスを身に付けることができます。
米国株(S&P500)が絶賛される理由
現在ネットでは、
「米国株(S&P500)を持っておけば間違いない」
という米国信者が多くいます。
私自身も、どこか1国だけしか選べないと言われたら、間違いなく米国を選びます。
米国株は、下記のようなメリットがあります。
①超長期で右肩上がりの過去実績
②母国語が英語のため、グローバル企業が多く、世界中の発展の恩恵を受けられる
③人口増加国(主要先進国のなかでも稀)
④株主還元意識が強く、配当利回りが高い
⑤イノベーションが起きやすい文化
下記グラフは、1984~2020年(36年間)の
米国株(S&P500)と日経平均株価の長期チャートです。
日経平均株価は全然上がっていないのに対して
米国株(S&P500)は、右肩上がりで
36年間で23倍になっています。
米国株(S&P500)のみの投資がおすすめできない理由
超長期リターン1位は、米国株(S&P500)です。
しかし、米国株がいつも最高のリターンではないのです。
株価には流行があり、
各年代のブーム(リターン最高)は、
1980年代は日本株、
1990年代は米国株、
2000年代は新興国株、
2010年代は米国株と、
10年単位で移り変わってきました。
引用:the case for global equity investing
なぜなら、米国株低迷時に、世間では米国株は時代遅れという意見が主流になり、
米国株派の多数は投資方針を見失い、米国株を売ってしまうからです。
過去具体例では、
2000年代に米国株は低迷しており、
「米国株は時代遅れの投資先、BRICs(新興国)に投資すべき」
と言われていました。
下記グラフは、2000年代の株価チャートになります。
米国株(S&P500)は1.6倍にしかなっていないのに対して、
新興国株は、3.8倍にも急上昇しているのです!
このような米国株低迷下で、10年間も一貫した投資方針で、米国株を買い続けられる意思の強い人は、稀でしょう!
「株価が低迷している時に、株を売ってしまうこと」は、株式投資の必敗法なのです。
全世界株式へ投資すべき理由
それなら何に投資すればいいの?
ざっくり言えば、全世界株式への投資は、将来どこの国が発展するかわからないから、
「世界中の国に投資する」
という方法です。
適当なようで、これが実は最強の投資法なのです。
時価総額(株価の総額)に応じて、各銘柄への投資比率は自動調整されるため、大きな会社には大きな比率で、小さな会社は小さな比率で投資する仕組みになっています。
例えば、インドの会社が著しい成長を遂げた場合、自動的にインドの会社にいっぱい投資される仕組みになっています。
つまり、全世界株式(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)への投資は、資産配分の見直しが半永久的に不要になるのです。
全世界株式の構成国は?
全世界って漠然というけど、どういう投資比率なの?
(下記グラフの通り)
前述の通り、この投資比率は、時価総額(株価の総額)に応じて自動調整されます。
つまり、世界の時価総額の6割は米国株ということです。
引用:eMAXISSlim 全世界株式 運用目論見書
全世界株式(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)は、最高のリターンが期待できる米国株を中心とし、他の国が発展する期間は、その国の投資比率が自動的に高くなるという、気持ちの面でも投資を続けやすいのです。
全世界株式のセクター比率は?
投資しているセクター(業種)には、偏りがあったりしないの?
下記グラフのように、全世界株式は色んなセクター(業種)に分散投資できるのです!
景気は、
停滞期→拡大期→成熟期→後退期を循環しますが、
そのときどきで、強いセクターは異なります(下記図参照)
つまり、
色んなセクター(業種)に分散投資できることによって、様々な景気局面に対応できるのです。
全世界株式に連動したオススメの投資信託
でも安心してください。指数と同じ値動きを目指した投資信託があるのです。
投資信託とは、「投資家から集めたお金をひとつの資金としてまとめ、専門家が株式や債券などに投資・運用する商品」のことです。
下記表は、全世界株式インデックスに連動した投資信託になります。
楽天証券・SBI証券であれば、いずれの投資信託でも購入することができます。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、信託報酬(年間運用手数料)が若干高いのであまりおすすめできませんが、他の3つであればどれでも構いません。
投資信託 | 投資信託 |
eMAXIS Slim 全世界株式 インデックス (除く日本) |
0.1144% |
eMAXIS Slim 全世界株式 インデックス (オールカントリー) |
0.1144% |
楽天・全世界株式 インデックス・ ファンド |
0.212% (高い) |
SBI・全世界株式 インデックス・ ファンド |
0.1102% |
※信託報酬(年間手数料)は、2021/2/1現在データ
どれか、1つに絞り込んで欲しいという方は
eMAXIS Slim全世界株式インデックス(除く日本)
に投資してください!
現状、信託報酬はSBI・全世界株式インデックス・ファンドが最安ですが、
eMAXIS Slimシリーズは業界最安値を目指すと公言しておりますので、常に最安水準の信託報酬で、投資信託を提供してくれる可能性が高いと思います。
「オールカントリー」と「除く日本」の違い
次に、eMAXIS Slim全世界株式インデックスでも
「オールカントリー」と「除く日本」どちらが良いかと思われる方もいるかもしれません。
オールカントリーは、投資先として日本が7%入っておりますが、
除く日本は、投資先として日本が入っておりません。
筆者は、今後20年以上で日本の未来は暗いと推測しておりますので、
eMAXIS Slim全世界株式インデックス(除く日本)がオススメです。
(個人的な意見です)
まとめ
いかがでしたか?
インデックスについて、理解を深めることができたでしょうか?
まとめますと、
全世界株式インデックスに連動したeMAXIS Silm 全世界株式(除く日本)に投資すれば、下記のメリットがあります!
①最高のリターンが期待できる米国株を中心に、世界中の国に分散投資できる!
②米国株低迷時にも、他国の発展の恩恵を受けられるため、株式を持ち続けられる!
③色々なセクターに分散投資できる!活防衛資金の運用方法
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